Dr. Candyの自由研究

いつかの未来の誰かの発想を開くために書き残しておきたいこと

形而上物理学【はじめに】

 「量」や「数」というものがいったい何でなんであるのかということが自分の長らくの疑問でしたが、その疑問について「量」や「数」というものの一切が存在しない世界について考えることで探っていこうとの方針の下、それについて考えているうちに空間の起源、時間の起源、空間としての「数」の成り立ちというようなことが展開していきました。そのような「量」というものの一切が存在しないその世界の成り立ちを「形而上物理学」としてまとめたのが先の4つの投稿ということになります。  現代物理学でも空間や時間とは何かということは未だ説明されてはいないそうですが、そうしたそもそものことを考えるためには物理学も数学もなく、未だ「量」や「数」というものが存在していない世界の状態というものを考えるという発想の転換が必要なのかもしれません。「数」とはなにかについてを「数」を使って考えることがそもそも可能なのかと考えれば、「数」とは何かについて考えるためには「数」が成立する以前の何事かの世界の視点からの考えが必要になるはずです。「形而上物理学」の考えから、「数」というものが空間としてその姿というものを持つということがわかります。磁力も空間の一種として、時間も空間のとる状態の一種として、さらにはパスカルの三角形やフィボナッチ級数といった自然界に見られる数理も空間的表現の一種として説明するというのが「形而上物理学」ということになります。  そうした考えがアカデミックに何かの役に立つということはないかもしれませんが、いつの日かそれを読まれた方の何かの役に立てば幸いです。